概要

西公園は福岡市のほぼ中央に位置し、古くは「荒津山」と呼ばれました。面積約17万平方メートルの丘陵地で、福岡市内、博多湾、志賀島を一望できます。明治14年に自然の丘陵と眺望、渓谷を活かした公園として整備され、その後マツ・シイ・カシなどの自然林にサクラ・ツツジ等を植栽して風致公園となりました。春は「さくら名所100選」にも選ばれた約1,300本のサクラが咲き、秋にはモミジ、イチョウ等が色づく、都市部とは思えないほどしっとりとした散策路を有する県民憩いの公園です。
※この公園の敷地の一部は、国からの無償貸付を受けています。
自然樹林
西公園は周遊道路の外側、特に西側半分は自然な樹林が残されています。マツ・シイ・カシの自然な樹林は、市街地にあって自然林を満喫できる安らぎの場所です。
サクラ・ツツジ・モミジ
春はサクラ・ツツジ、秋はモミジと落ち葉の季節感を味わえる、趣のある散策路です。
沿革
黒田長政の福岡移封と同時に、この地に東照権現を守護神として祭られてより、霊山として知られた景勝の地でした。 太政官布告に基づき官に上申して、明治14年に公園地となったもので、初めは荒津山公園と称していました。 明治18年園地を開拓して、サクラ・モミジ等を植裁して、明治33年西公園と名称を改めると共に、県の管理となりました。
西公園の桜
福岡県内で唯一「日本さくら名所100選」に選ばれている場所。春にはソメイヨシノ、ヨウコウザクラなど約1300本の桜が咲き誇り、多くの花見客で賑わいます。花見期間中はライトアップされた桜も楽しむことができます。
※花見期間中交通規制あり
近くの観光スポット
- 舞鶴公園
- 陸上競技場などのスポーツ施設が整備され、園内随所に四季折々の花が咲きます。福岡城天守台からは 市内が一望できます。
- 護国神社
- 明治維新より第二次大戦に至る福岡県出身の殉国の英霊12万余柱を奉齏。
- NHK福岡放送局
- 数多くの番組やニュースが保存され、福岡の歴史を見つめてきたNHK福岡放送局。生放送番組のスタジオ見学も可能。
- 唐人町エリア
- 唐人町は福岡市の中心天神地区から1.5キロメートルほど西に位置し、飲食店や八百屋、ケーキ屋などバラエティに富んだ店舗が連なる。
- 福岡タワー
- 高さ234メートル、海浜タワーとしては、日本一。地上123メートルの展望室より福岡市内や博多湾を一望でき、夜景も素晴らしい。
- シーサイドももち海浜公園
- 博多湾に面した人工の海浜公園で、約2.5キロメートルの白い砂浜が続いている。近代的な街なみが広がるウォーターフロント。